6/22(火) 14:00配信 日刊ゲンダイ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e4cd3ed1789f4f5aa5555b9ea06179d90b305b
「国の方ができるだけ早くということで、せかせてやっているが、スピードアップしたら今度はファイザーがない」――。19日の全国知事会終了後、秋田県の佐竹敬久知事は怒りを隠さなかった。国が供給しているファイザー製ワクチンが突然、激減し、自治体から悲鳴が上がっている。
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ファイザー製ワクチンは、国から全国の市町村に直接配分されている。厚労省は今月4日、ファイザー製の供給量を大幅に減らすと、自治体宛てに通知を出した。国にあおられて接種を加速させてきた自治体は、突然の供給減に困惑だ。
秋田県は「7月末までの高齢者接種完了は何とかなりそうですが、その先が不透明。これまでと同じペースで接種を予定していたのですが、市町村は不安がっています」(医務薬事課)と答えた。
茨城県は7月5日の週と12日の週に市町村に供給するワクチンが前回より4割も減った。
「接種を加速させてきた市町村は戸惑っています。医療スタッフを確保した上で8月まで住民の予約を受け付けている市町村もあります」(県コロナワクチン担当チーム)
供給減の理由を厚労省に聞いた。
「ファイザー社とは年間1.94億回分契約しています。契約に基づき、5~6月の2カ月で7200万回分(1カ月当たり3600万回分)の供給を受けましたが、7~9月は3カ月で7000万回分(同2300万回分)の予定です。その分、自治体へのファイザー製の供給が減りますが、契約通りに進めるしかありません。代わりにモデルナ製の供給もひとつの考え方だと思っています」(予防接種室)
要するに、7月以降、供給量が減ることは、最初から分かっていたということだ。
モデルナ製併用はすぐには無理
ファイザー製(上)とモデルナ製併用はすぐには無理(C)ロイター=共同
河野コロナ担当相は11日、自治体の集団接種にモデルナ製を充当する考えを示しているが、ファイザーが減った分、そう簡単に、モデルナとはいかないという。
「4割減った分をモデルナ製で補うわけにはいきません。2回目接種は、ファイザー製が1回目を接種してから3週間ですが、モデルナ製は4週間で扱いが違う。そもそも、2種類のワクチン併用は管理が大変で、すぐには難しい。当面はファイザー製の供給を受けるのが何よりも望ましい」(前出の担当チーム)
佐竹知事も「同じ会場で2系統使うと大混乱になる」と話している。
滋賀県長浜市は7月以降、国が示す供給量にとどまれば、接種人数を減らしたり、接種会場の閉鎖を余儀なくされるという。滋賀県の担当者が言う。
「国から早く接種を進めるように言われ、市町村は接種計画を立てて接種を進めてきた。今月4日の通知でファイザー製の供給量が減るのを初めて知り、市町村は困惑しています」(ワクチン接種推進室)
契約で供給スケジュールが縛られているなら、もっと早く自治体に公表できたはず。菅首相はファイザー社と前倒し供給を交渉すべきではないか。
引用元: ・【今月4日の通知で】ファイザー製ワクチン突然の大幅供給減に自治体大混乱! 接種加速のはずが急ブレーキ [孤高の旅人★]
すごく菅政権らしいです
働き盛りでさっさと二回接種して感染しようが経済回したい年代がまだなんだからな
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