堀米が小学生時代に通った東京・足立区のスケートボード練習場「ムラサキパーク東京」の初代店長で、現在はムラサキスポーツで売り場を担当する栗田秀樹さん(59)は、当時の堀米の様子を明かした。「今ではキリリとした青年ですけれど、とにかくやんちゃでした」。パークでの練習に飽きると、友人を引き連れて「いくぞって先頭に立って、ストリート(路上など)に行っちゃうんです」。本来は路上走行は禁止。「お気に入りは隅田川沿いの高速道路の高架下。車も来ないし、雨にもあたらない。迷惑のかからない場所を見つける嗅覚もすごかった」。
小さい時から、ひときわ、負けず嫌いで挑戦心にもあふれていた。ゲームセンターで獲得したラジコンヘリでみんなと競争。「オレはもっと飛ばせるぞ~ってね。そうしたら電波が届かないところまで飛んで1人だけ墜落。見えなくなってなくしちゃった」と懐かしんだ。
この日、店には2組の親子が堀米の金メダルを獲得した姿を見て、早くもボード購入に来店した。「昔は『スケボーなんて不良がやるものだからやめなさい』だったのに、『買ってあげるからやりなさい』ですよ。時代は変わりました。雄斗らプロスケーターのおかげです」と感謝した。
幼少期から堀米と切磋琢磨し、スケボー教室などで指導もしながら競技生活を送る星野勇大さん(22)は「雄斗は自分を追い込んでから力を発揮するメンタル面が強い」とたたえた。東京五輪での金メダルが、スケボーの競技だけでなく、文化やショー要素を含めた認知度を高める起爆剤となることを期待。スケボーで滑れる環境整備のためにも「雄斗を含め、自分たちは練習場や周辺のゴミ拾いなども徹底してきた。今後も続けていきたい」。次回の24年パリ五輪でも競技が行われることが決まっており「技術、技の見せ方、服装、十人十色の魅力を、もっと多くの方に感じてほしい」と願った。
都内各所のスケボー場では堀米に憧れてきた子どもたちが夢を巡らせた。数年前に堀米が世界一になった映像をユーチューブで見たことをきっかけに、約1年前からスケボーを始めた奥村栄祐くん(9)は「将来はプロスケーターになって、金メダルをとりたい」。弟の仁くん(6)も「難しい技が出来るようになったら、うれしい。怖いと思ったことはない」と急勾配の斜面も軽快に滑った。堀米の金は、スケートボード界の未来にもつながっていく。
千葉、東京、静岡で6店舗を構えるスケートボード専門店「インスタント」では、堀米が五輪で着用したユニホームへの注文や問い合わせが殺到した。渋谷店の担当者は「店には小さいサイズしか在庫がなかったのですが、記念に購入される方もいらっしゃった。うちだけで、電話は少なくとも30件以上かかってきました」。来店者も金メダル獲得後は増加。「コロナでお家時間になってスケボー人口は少し増えたんです。今回の金が、始めるきっかけになってくれたらうれしいです」と期待を寄せた。
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引用元: ・【東京五輪】スケボー店「昔はスケボーは不良だからやめなさいから、買ってあげるからやりなさいに。時代は変わった」 [北条怜★]
となって
地域の広場や公園で禁止されそう
イメージは かわらんよ
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