日本では、その名を知らない人はいないであろう衣料ブランド「ユニクロ」。
筆者が住むイギリスにユニクロが進出したのは、2001年9月。ちょうど20年前である。当時は低価格でかつ流行を素早く取り入れた商品を提供する、いわゆる「ファストファッション」ブランドという扱いだった。しかし、最近になって、複数の新聞のファッション欄でユニクロ衣料がお勧めとして紹介されていることに気づいた。ユニクロはいつしか、「クールな(格好いい)ブランド」として、イギリス社会にしっかりと根を下ろしていた。
中略
ユニクロはどのような位置づけになっているのだろうか。イギリスでのオープン当初、手ごろな価格で買えるという点が話題となったのは間違いない。しかし、ファッショントレンドに鋭敏な人がユニクロに注目するようになったのは、複数の著名アーチストがデザインに参加したことがきっかけだった。
最近の事例の1つが、ドイツのデザイナー、ジル・サンダーとの共作だ。サンダーと言えば、「クールで、シャープな仕立て、細かい部分へのこだわり」で知られるデザイナーだ(タイムズ紙、3月24日付)。
サンダーのスーツは通常、1着2000ポンド(約30万円)にも上る。しかし2009年、ユニクロとの共作「+J」コレクションにより1着200ポンド(約3万円)ほどで買えることになった。当初の「+J」コレクションは2011年でいったん終了するが、2020年秋に復活。今年3月には第2弾が発表された。
新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウン政策が敷かれるなどしたイギリスでは、ファッション業界も大打撃を受けた。しかし、ワクチン接種が広がったことで街は現在、落ち着きを取り戻しつつある。
「商店街が戻ってきた」という見出しがタイムズ紙のファッション記事で踊ったのは9月12日。ユニクロ が注目ブランドの1つとして紹介されていた。
記事は「ジル・サンダーやジョナサン・アンダーソンなどのデザイナーとの共作」によって、「長い間、ファッション業界人にとって欠かせない存在となってきた」ユニクロが、今度はエルメスにいたクリストフ・ルメールとともに「ユニクロU」を打ち出してきたことを伝える。
書き手が注目するラインナップのひとつがパンツだ。「実用的」であるとして、「これならグッチのファッション・ショーの最前列から友人宅のバーベキュー・パーティーにも着ていける」と賛辞を送っている。
ヒートテックやエアリズムなど新素材の開発によって「着心地の良さ」を独自に追求してきた点も高評価を受けている。筆者が実際に着用してきた経験から言うと、「長持ちする」ことも利点だろう。Tシャツ1枚を例にとれば、2000円相当のユニクロのTシャツはプライマークのTシャツよりは高いが、何年も着られる。もちろん、毎シーズン、異なるTシャツを着たいという人もいるだろうが、気に入ったものであれば、長く着たいという人は多いのではないか。
ユニクロを展開するファーストリテイリング社を巡っては、中国の新疆ウイグル自治区での強制労働問題に関連して今年1月、アメリカが綿シャツの輸入を差し止め、今年夏にはフランス当局が現地法人を捜査するなどした。同社は「人権の尊重に問題はない」などのコメントを出している。
こうした動きの中で、イギリスではウイグル問題と関連付けての反ユニクロ感情はほとんどない。もしあったら、新聞のファッション欄で「お勧め」としては出てこないだろう。注目されているのは、その「クールさ」なのだ。
筆者は日本に住んでいたころ、ユニクロが厚ぼったいトレーナーを販売していたころを思い出す。当時、「重くて、やぼったい」と友人たちは不平を漏らしていた。
しかし、今やユニクロは海を越え、「デザイン的に優れた」ブランドとして、イギリスの業界人の間に浸透している。
全文はソースをご覧ください
イギリスのキングストンにあるユニクロ
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引用元: ・【アパレル】ユニクロは「クールで格好いいから選ばれるブランド」イギリスのファッション業界で人気に [muffin★]
昔はおっさんスペックのサイズが結構あったんだけど、
最近のはほとんど着れない。
まぁ欠かせないすわ…Uの存在が大きいかな
工場がベトナムとタイとカンボジアにあるはず
えげれすは遅れてるなぁ~
(´・ω・`)
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