10/25(月) 8:02 現代ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/articles/126eca4d4396afca6fb358ed59989f8450d43fe6
現在、放送されている“朝ドラ”こと連続テレビ小説「おかえりモネ」は、朝ドラ第104作の作品である。朝ドラがはじまったのは60年前の1961年(昭和36年)。それからずっと日本の朝の時間に欠かせない国民的ドラマとして年に2回、半年ごとに新作が放送されている(1年1作のときもあった)。
昭和の「おしん」、「澪つくし」、平成の「ふたりっ子」、「ちゅらさん」、「ゲゲゲの女房」、「あまちゃん」、「あさが来た」、令和の「エール」等々……時代ごとに印象的な朝ドラが誕生している。そのなかで最も記憶に残る朝ドラは何か――。
現代ビジネス編集部ではYahoo! ニュースと共同で、7月13~14日に、2000人にアンケートを実施。過去の視聴率やSNSでの評判を基準に、編集部が「人気がありそう」だと判断した10作品を選択肢とし、その他の作品にも投票してもらうことで、Yahoo! JAPANユーザーの「最も記憶に残る朝ドラ」を調査してランキングを作成した。
以下はそれぞれ、記憶に残る朝ドラ第1位から第5位までにランクインした作品への投票理由である。
第1位:今までの朝ドラではない奇抜な感じがよかった(50代男性)
第2位:ストーリーが衝撃的だった(50代男性)
第3位:家族みんなで見ていたから(40代女性)
第4位:明るく元気なヒロイン(20代男性)
第5位:主人公の前向きさと主題歌がマッチしていてよく口ずさんでいたから(40代女性)
これらの意見がどの作品を表しているか、熱心なファンならすぐわかるだろうか。(※中略)
◆近年の「朝ドラブーム」の立役者
第1位:あまちゃん(2013年度前期・568票)
「今までの朝ドラではない奇抜な感じがよかった」(50代男性)と評されたのは「あまちゃん」。
東京から東北の架空の町・北三陸市にやって来た主人公・天野アキ(能年玲奈、現・のん)が海女になって地元を盛り上げようとする物語だ。海女の活動はいつしか地元でできた親友ユイ(橋本愛)とコンビを組んだアイドル活動に発展して、東京デビューの話まで持ち上がる。東京か地元か迷うアキが選択するのは――。
アキやユイのフレッシュさに加えて、宮藤官九郎の脚本がこれまでの朝ドラにないユーモラスなノリだったことや、アキの母親・天野春子(小泉今日子)や有名女優・鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)らによる80年代カルチャーの思い出がふんだんにちりばめられ、新たな視聴者を多く取り込み、“朝ドラブーム”を作り上げた。朝ドラを見てリアルタイムでSNSに感想やイラストを投稿することなどが流行っていまも続いている。
そのほかの意見を見ていこう。
面白かったし主人公役の子がフレッシュで可愛かった(40代女性)
朝ドラで初めて通してみるくらい面白かった、さすがクドカンである(40代男性)
可愛くて観ていて元気が出た。「じぇじぇじぇ」が強く印象に残っている(30代女性)
第1位:あまちゃん(2013年度前期・568票)
第2位:おしん(1983年度・520票)
第3位:ゲゲゲの女房(2010年度前期・199票)
第4位:ちゅらさん(2001年度前期・179票)
第5位:あさが来た(2015年度後期・108票)
第6位「なつぞら」(2019年度前期・98票)
第7位「あぐり」(1997年度前期・49票)
第8位「カーネーション」(2011年度後期・47票)
第9位「澪つくし」(1985年度前期・30票)
第10位「ちりとてちん」(2007年度後期・25票)
前スレ(★1=2021/10/25 22:12:54.50)
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1635167574/
引用元: ・【NHK】「朝ドラ」で記憶に残る作品は? 2000人が選んだ「名作ランキング」ベスト10を大公開! ★2 [湛然★]
「あまちゃん」を1位に推す声には、ドラマのおもしろさや能年玲奈の魅力に関する記述が多い。
東日本大震災の悲しい状況に元気を与えてくれた。また、デリケートなシーンなどにも制作者の配慮を感じ、好感が持てました(40代男性)
「あまちゃん」を1位に推す声には、ドラマのおもしろさや能年玲奈の魅力に関する記述が多い。
また「じぇじぇじぇ」という岩手の方言が印象的だったという意見も多かった。「じぇじぇじぇ」はその年の流行語大賞にも選ばれて(ちなみに「半沢直樹」の「倍返し」も同年、流行語大賞に選ばれている)、五感を刺激するキャッチフレーズの強さを感じる結果となった。
コメディタッチのドラマながら、2011年に起こった東日本大震災からの復興の思いもこめられていたことも多くの感動を呼んだ。
第2位:おしん(1983年度・520票)
「ストーリーが衝撃的だった」のは「おしん」。今年亡くなった脚本家・橋田壽賀子の傑作ドラマ。山形の貧しい小作の家に生まれたおしん(小林綾子、田中裕子、乙羽信子の3人が成長するにつれて順に演じた)が東京、佐賀、伊勢……と住む場所を転々とし、関東大震災、太平洋戦争と未曾有の出来事をくぐり抜けながら生き抜いていく姿を力強い筆致で描いた。
当時の熱狂ぶりは凄まじく、おしんの幼少時、貧しい中で苦労する姿に同情した視聴者がNHKに米を送ってくることがあったという。また、田中裕子が演じた青年期には、嫁ぎ先の姑の嫁いびりの酷さに姑役の俳優に抗議がきたりもしたとか。それだけ国民が没入して見た迫真のドラマであり、最高視聴率は62.9%を記録し、アメリカ、中国ほか世界各国でも放送された。
自分がいかにぬるま湯の中で生きていたかを知ったので(60代以上男性)
幼少期のおしんの暮らしや待遇がかわいそうに思えたから(50代男性)
再放送で見て、いつハッピーエンドになるのかと思ってたらずっと見る羽目になっていた(50代女性)
おしんの生涯があまりにも波乱万丈なため、投票理由も物語の壮絶さをあげるものが散見される。今ならしんど過ぎて見るのが辛いと視聴者が目を背けそうなつらい出来事の数々を当時の視聴者はなぜ夢中で見ていたのか。
放送時、日本経済が安定成長期に突入していたため、日本が苦労していた時代を思い出すようにと橋田は「おしん」を書いたという。その意に反して、豊かに暮らす日本人には別世界をエンタメとして楽しむ余裕があったのだろう。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
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